リサイクル部では、従来ほとんど埋め立て処理されていた風力発電機のブレード(羽根部分)を、セメント製造設備の熱処理炉に破砕した廃ブレードを投入し、攪拌や高熱処理の工程で熱源として利用することで、風力発電ブレードのリサイクルを可能にしました。
風力発電のブレードの寿命は約20年程度で、ブレードを更新する際の環境負荷の低減につながります。

風力発電ブレードリサイクルの流れ
解体作業
風力発電のブレードを解体します。

解体工事
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撤去作業
タワーヤーダーで土場まで降ろします。

タワーヤーダーによる架線集材
コンラート社製 架線集材用タワーヤーダー

悪路の多い日本の林業事情に合わせKonradが研究・開発を進めました。
架線を張って材料を搬出する支柱となります。作業索がタワー内部に収納された安全に配慮した機械です。搬器と合わせて使います。
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ブレードの粉砕
土場でブレードを粉砕し、セメント工場に原料として供給します。
※材料をさらに細かく砕きたい場合、粗破砕した材料を二次破砕機で破砕する選択肢もございます。

マテハン機で材料を粗破砕機へ投入
ドップシュタット社製 破砕機(粗破砕機)

廃プラ・木くず・災害廃棄物等様々な材料をA4サイズ程度に粗破砕します。エンジンの動力を油圧ではなく機械的に伝達するダイレクトドライブ方式や、過負荷時や低負荷時にローターの回転数を変動させエンジンへの負荷を一定に保つ機能で高い効率の破砕が可能です。
ゼネボーゲン社製 マテハン機

破砕機への材料投入を行います。環境にやさしい低燃費に加え世界最高峰のパワーと旋回スピードを誇ります。
カスタマイズ性が高くエンジン式や電気式、タイヤ式やクローラ式等豊富な選択肢からお客様に最適なマシンの提供が可能です。
キャビンも好評で高い生産性の一因となっています。